MENU

しんちゃん屈指の名作、オトナ帝国ケンとチャコのモデルと彼らのその後について

  • URLをコピーしました!

本ページはプロモーションが含まれています。

「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」は、2001年に公開された劇場版クレヨンしんちゃんシリーズの中でも特に評価の高い作品で、多くのファンから「屈指の名作」として称されています。この映画の中心には、「ケン」と「チャコ」という二人のキャラクターが存在し、物語全体を通して重要な役割を果たしています。この記事では、ケンとチャコのモデルやその後の展開について深掘りします。

目次

ケンとチャコのモデルについて

映画「オトナ帝国」に登場するケンとチャコは、「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」における敵キャラクターで「イエスタディ・ワンスモア」という組織を結成しています。ケンとチャコは、「昭和時代の理想郷」として描かれる『20世紀博』の主催者であり、「大人たちがかつての時代に戻りたい」というノスタルジーを利用して、現代社会を巻き込む計画を企てます。彼らは、過去の記憶に縛られて未来を拒絶する「オトナ帝国」の住民たちの精神的リーダーです。

モデルになったもの

組織名の由来;カーペンターズの「イエスタディ・ワンスモア」というヒット曲
ケンとチャコのモデル;ジョン・レノンとオノ・ヨーコ夫婦
ケンとチャコの名前の由来;昭和後期に発売された児童向けドラマ「ケンちゃんチャコちゃん」
公式発表はないものの、このあたりが有力とされています。

この映画の名シーン

靴の匂いで我に帰るシーン

ひろしが幻想の中で過去の自分を追体験している最中、彼は幼少期から大人になるまでの様々な記憶をたどります。特に印象的なのは、ひろしが就職し、日々の仕事に追われながらも、家族を持ち、しんのすけが生まれ、父親としての責任を果たす日々の中で奮闘する姿です。

しかし、そんな彼の現実に引き戻すきっかけとなるのが、しんのすけがよく遊んでいる「ひろしの靴」です。靴の匂いを嗅いだ瞬間、ひろしは自分が歩んできた現実の人生を一気に思い出し、家族と過ごした日常の大切さを再認識します。この匂いは、ひろしが家族を支えるために努力してきた証であり、彼が今も続けている日々の生活そのものを象徴しています。匂いという感覚を通じて、ひろしは現実の世界に戻り、家族の元へと帰る決意を固めます。

ひろしの返答

物語終盤、ケンが「懐かしい匂い」を全国にばら撒くべく、エレベーターに乗り込みます。ひろしが必死にドアをこじ開け、時間稼ぎをする中で、ケンはひろしに対して「つまらない人生だったな」と冷たく言い放ちます。これは、彼がひろしのような普通のサラリーマンとしての日常生活を見下し、過去の栄光に価値を見出そうとする彼自身の偏った価値観を反映しています。

しかし、ひろしはケンの言葉に対して真っ向から反論します。彼は「俺の人生はつまらなくなんかない。家族がいる幸せを、あんた達にも分けてやりたいぐらいだぜ。」と力強く言い切ります。このセリフには、ひろしがこれまで歩んできた人生に対する誇りと、家族との絆の強さが凝縮されています。

ひろしにとって、家族と共に過ごす平凡な日常こそが、何にも代えがたい幸せであり、それを「つまらない」と切り捨てるケンへの強い反発を感じさせます。彼が大切にしているのは、過去の栄光ではなく、今この瞬間に家族と共にいることの尊さです。

ケンとチャコのその後について

ケンとチャコの運命は、物語のクライマックスで大きく転換します。しんのすけと彼の家族、仲間たちの努力により、ケンとチャコの「過去への回帰」を目指した計画は阻止されます。タワーから飛び降り自決しようとした二人ですが、しんのすけとハトの家族に邪魔され、最終的には過去の幻想から解放される道を選びます。彼らは、未来を見据えて新しい人生を歩むことを決意するのです。

その後、彼らの具体的な運命は映画の中で詳しく描かれていませんが、エンディングでは愛車・2000GTに乗ってどこかへ去っていき、その後はチャコと共にアパートで新たな生活を送る様子がわずかに描写されています。

まとめ

「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」は、単なる子供向けアニメ映画を超えた深いテーマを扱っています。ケンとチャコというキャラクターを通じて、過去への郷愁と現実との向き合い方、そして未来への希望という普遍的なメッセージが描かれています。彼らのモデルとなった時代背景や、その後の人生に思いを馳せることで、この作品に対する理解がさらに深まるでしょう。

いつ見ても名作ですね。大人になってから見ると、ケンとチャコの狂気ぶりに驚きました。しんちゃんの映画は大人になってから見ても面白いものが多いので、少しずつ制覇していきたいです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

『家族や友人に伝えたい』
生活にちょっと役に立つ知識を発信。

保育園に落ちて、育休延長中の一児の母。
育児の傍ら、社労士資格の勉強中。

目次